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古生物学:耳に5つの聴骨を持つ、真ハラミヤ目に属するジュラ紀の滑空性哺乳類
Nature 551, 7681 doi: 10.1038/nature24483
滑空は独特な移動運動の種類で、中生代の哺乳類で確認されているのは3種のみである。本論文では、真ハラミヤ目に属するジュラ紀の新たな滑空性哺乳類を記載し、その飛膜における毛の詳細が現生の滑空性哺乳類のものに極めて似ていることを示す。この新種は、鐙骨、砧骨、槌骨、外鼓骨および上角骨の5つの骨で構成された聴覚器を有しており、これは我々の知る限り、既知で最古の完成した哺乳類中耳である。上角骨はこれまで、いかなる哺乳類の中耳にも見いだされたことはなく、各聴骨の形態はいずれも、既知の哺乳類およびそれらの近縁動物のものとは異なっている。我々は、滑空という移動運動がおそらく真ハラミヤ類に一般的であったと結論する。これは、中期ジュラ紀に哺乳類の大規模な適応放散があったという考えを支持している。真ハラミヤ類の聴骨の獲得は、後方の咀嚼運動を可能にする、歯骨と鱗状骨からなる顎関節の形成と関連しており、単孔類および真獣類哺乳類の中耳構造とは別個に進化したに違いないと考えられる。

