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微生物学:生物の多様な界に由来するRNアーゼIIIは抗ウイルス性のエフェクターとして作用する

Nature 547, 7661 doi: 10.1038/nature22990

原核生物内で増殖するDNAウイルスとは対照的に、真核生物の出現によってRNAウイルスの増殖に必要な区画化と膜環境が提供されたため、真核生物にはRNAを標的とする抗ウイルス系が必要となった。こうしたウイルスの推移の結果として、現在の真核生物には少なくとも2種類の主要防御戦略が備わっている。すなわち、抗ウイルス性のRNA干渉およびインターフェロン系である。今回我々は、生物の3つのドメイン全てに由来する、リボヌクレアーゼのDroshaおよび類似のRNアーゼIIIが、また別の独特なRNA標的抗ウイルス活性も示すことを明らかにする。この種のタンパク質は、SELEX(systemic evolution of ligands by exponential enrichment)法を用いた解析から、分岐のないRNAステムループを認識していることが示された。生化学解析からは、こうした状況ではDroshaが抗ウイルス性のクランプとして機能し、多様なプラス鎖RNAウイルスのRNA依存性RNAポリメラーゼに立体的な障害をもたらすことが明らかになった。我々は、植物、節足動物、魚類および哺乳類などの多様な真核生物において、RNアーゼIIIがウイルスに応答して細胞質内へと移動することの証拠を示す。これらのデータは、RNアーゼIIIによるウイルスRNAの認識が、真核生物で知られている他の抗ウイルス系とは別個に働く、おそらくはそれらよりも早くから存在した抗ウイルス防御に関与していることを示している。

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