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構造生物学:メディエーターの構造とホロ酵素形成に必要な配置転換
Nature 544, 7649 doi: 10.1038/nature21393
保存されているコアクチベーター複合体のメディエーターは、全ての真核生物でRNAポリメラーゼIIが行う転写の調節に必須の役割を担っている。メディエーターの構造と相互作用の解明は、この複合体が転写開始を促し、基本転写装置へ調節情報を伝える仕組みを決定するのに重要である。今回我々は、分裂酵母(Schizosaccharomyces pombe)のメディエーターについて、保存されている個々のサブユニットが解像された4.4 Å分解能での低温電子顕微鏡マップを示す。必須のサブユニットであるMed14は、メディエーターの頭部、中間部と尾部の各モジュールをつなぐ中心的な骨格として働いている。メディエーター–RNAポリメラーゼIIホロ酵素の7.8 Å分解能の低温電子顕微鏡マップとの比較から、Med14の構造変化が、メディエーターの大規模な配置転換を促進し、この転換がホロ酵素を形成するのに不可欠であることが明らかになった。我々の研究は、さまざまなコンホメーションへのアクセスと構造要素間のクロストークが、メディエーターによる調節機構に必須であることを示唆しており、これらによって複数の調節シグナルを統合するこの複合体の能力が説明できるだろう。

