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生化学:腸内細菌による複雑なペクチンの代謝が明らかにする新たな触媒機能

Nature 544, 7648 doi: 10.1038/nature21725

炭水化物ポリマーの代謝は、ヒト腸内微生物相の微生物多様性を促進する。しかし、非常に複雑なグリカンの脱重合には細菌コンソーシアムが必要なのか、あるいは単一の微生物で十分なのかは明らかになっていない。今回我々は、腸内細菌のBacteroides thetaiotaomicronが、知られている中で構造的に最も複雑な構造を持つグリカンであるラムノガラクツロナンII(植物性ペクチン多糖類)を使っており、その異なる21のグリコシド結合のうち、1つを除き全てを切断することを示す。ラムノガラクツロナンIIの側鎖と主鎖の分解は、立体障害を打開するように調整されており、この分解にはこれまでには見つかっていなかった酵素ファミリーや触媒活性が関与している。この分解系から、ラムノガラクツロナンIIの現在の構造モデルを見直す情報が得られ、また、個々の腸内細菌が多種多様な酵素を調整して、ヒトの食物中で最も分解が困難なグリカンを代謝する仕組みが明らかになった。

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