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免疫学:肺は血小板生合成の場であり造血前駆細胞の貯蔵所である

Nature 544, 7648 doi: 10.1038/nature21706

血小板は、止血、血栓形成、炎症応答に重要であるが、成熟血小板の産生につながる事象については分かっていない部分がある。骨髄は血小板産生の主要な場であると考えられてきたが、肺もまた血小板生合成に関与することを示す間接的な証拠がある。本研究で我々は、マウスの肺で微小循環を直接的に画像化して、非常に多くの巨核球が肺を循環しており、そこで活発に血小板を放出していることを明らかにする。肺で血小板を放出する巨核球は、骨髄などの肺外部位に由来している。我々は、大型の巨核球が骨髄腔を出て移動するのを観察した。血小板生合成への肺の貢献はかなり大きく、全血小板産生のおよそ50%に上り、1時間当たり1000万個の血小板を生み出している。さらに我々は、肺の血管外腔に、造血前駆細胞と共に、成熟巨核球と未成熟巨核球の集団が存在することを見いだした。血小板減少症やそれに関係した骨髄での幹細胞の減少といった条件下では、これらの前駆細胞は肺から移動して、骨髄に再定着し、血中血小板数を完全に回復させ、複数の造血系細胞系譜に寄与することができる。以上の結果は、肺が最終血小板産生の主要な場であり、かなりの造血能を持つ器官であることを明らかにしている。

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