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神経科学:活性化ミクログリアはニューロンを傷害する反応性アストロサイトを誘導する

Nature 541, 7638 doi: 10.1038/nature21029

反応性アストロサイトは、中枢神経系(CNS)の傷害や疾病で強く誘導されるが、その役割についてはよく分かっていない。今回我々は、反応性アストロサイトの1つのサブタイプ(A1と命名)が、典型的に活性化した神経炎症性ミクログリアによって誘導されることを示す。活性化ミクログリアはIl-1α、TNF、C1qを分泌することでA1アストロサイトを誘導し、これらのサイトカインはA1アストロサイトの誘導に必要かつ十分だった。A1アストロサイトはニューロンの生存や突起伸長、シナプス形成、ファゴサイトーシスを促進する能力を失っており、ニューロンとオリゴデンドロサイトの細胞死を引き起こす。in vivoで軸索切断を受けたCNSニューロンの細胞死は、A1アストロサイトの形成を阻害することで抑えられた。さらに、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症などさまざまなヒト神経変性疾患で、A1アストロサイトが豊富に見られることを示す。これらの知見を総合すると、軸索切断後のCNSニューロンがなぜ死ぬかの説明に役立つとともに、神経変性疾患でのニューロンとオリゴデンドロサイトの細胞死へのA1アストロサイトの関与が強く示唆され、これらの疾患の新たな治療法の開発の可能性が開ける。

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