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がん:急性白血病のリスクを迅速に決定するための17個の遺伝子による幹細胞性スコア

Nature 540, 7633 doi: 10.1038/nature20598

急性骨髄性白血病(AML)の治療における主な障害は、導入化学療法への治療抵抗性と寛解達成後の再発である。患者は、標準的な導入化学療法の後に、細胞遺伝学的および分子的な異常に基づいて、予後のリスクを、不良、中間、良好と大まかに分類され、異なる寛解後戦略に割り当てられる。しかし、導入療法に反応しない患者もいれば、予後不良リスク要因がないにもかかわらず最終的には再発してしまう患者サブセットも存在する。このような高リスク患者を導入化学療法開始前に明らかにして、臨床試験で別の導入治療戦略を検討できるように、より良いバイオマーカーが緊急に必要である。AMLの再発率が高いのは、白血病幹細胞(LSC)が残存しているためであり、LSCは治療抵抗性と関連する静止状態など、幹細胞の多くの特性を持つ。今回我々は、幹細胞性に関連する予測および/あるいは予後のバイオマーカーを開発するために、78人のAML患者に由来する138のLSC+細胞分画と89のLSC細胞分画の間(異種移植によって確認)で発現に差のある遺伝子のリストを作製した。臨床転帰に関係する幹細胞性の中核を担う転写構成要素を抽出するために、大規模なトレーニングコホートにおいて生存に対するLSC遺伝子発現のスパース回帰分析を行い、17遺伝子LSCスコア(LSC17スコア)を作り出した。このLSC17スコアは、さまざまなAMLサブタイプの患者(n = 908)から構成される独立した5つのコホートにおいて予後予測に優れており、初回治療抵抗性を正確に予測する上で、非常に役に立った。LSC17スコアが高い患者は、同種異系幹細胞移植をはじめとする現在の治療では、予後不良であった。LSC17スコアは、標準的な治療では恩恵を受けられない患者や、新しい最先端の戦略あるいは寛解後戦略を評価する臨床試験に登録すべきAML患者を明らかにするために、臨床医にとって迅速かつ強力なツールになる。

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