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惑星科学:スプートニク平原の再配向が示唆する冥王星地下の海

Nature 540, 7631 doi: 10.1038/nature20148

非公式にスプートニク平原と名付けられた、冥王星の窒素に覆われた深い盆地は、冥王星の潮汐軸の経度に極めて近い所に位置しており、太陽系における他の大きな盆地との類推から、衝突地形である可能性がある。盆地の現在の位置は、潮汐トルクと回転トルクに起因する再配向によって説明できるが、その地形は正の重力異常を示す必要があるにもかかわらず、現在は負の形状となっている。本論文では、もしスプートニク平原が実際に衝突の結果形成され、冥王星の地表下に海があれば、殻が薄化して海が隆起し、その後窒素が少量堆積した結果、必要となる正の重力異常が自然に生じたと思われることを示す。地表下の海が存在しなければ、正の重力異常には、あり得ないほど厚い窒素の層(40 kmを超える)が必要になる。こうした地表下の海を現在まで延命させ、海の隆起を維持するには、硬く伝導性の良い水氷の殻が必要となる。窒素の堆積は緯度に依存するので、窒素の堆積と再配向が複雑なフィードバックを示した可能性がある。

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