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幹細胞:マウスの完全な雌性生殖系列サイクルのin vitroにおける再構築

Nature 539, 7628 doi: 10.1038/nature20104

雌の生殖系列は、特有の一連の分化過程を経て、卵に分化全能性を持たせる。これらの現象を多能性幹細胞を用いてin vitroで再構築することは、生殖生物学や再生医学における重要な達成目標である。本研究で我々は、マウスの多能性幹細胞から卵形成の全過程を、in vitroで再構築することに成功したことを報告する。胚性幹細胞および、胚の繊維芽細胞と成体の尾端の繊維芽細胞に由来する誘導多能性幹細胞の両方から、個体発生能を持つ成熟した卵母細胞を培養下で作製した。さらに、in vitroで作られた卵から複数の多能性幹細胞株を再度誘導したことで、完全な雌性生殖系列サイクルが培養皿の中で再構築された。この培養系は、分化全能性をつかさどる分子機構を解明し、マウス以外の哺乳類の卵を培養で作り出すための研究基盤となるだろう。

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