Review
神経科学:回路に基づいて睡眠の制御を調べる
Nature 538, 7623 doi: 10.1038/nature19773
睡眠は動物界に広く見られる基本的な生物学的過程だが、睡眠を生み出す神経回路の理解は進んでいない。睡眠を制御する脳の機構を理解するには、その制御回路内でカギとなるニューロン群を明らかにし、それらの間のシナプス結合のマッピングが必要である。過去10年間の技術革新により、睡眠回路の分析は格段に進んだ。これによって、さまざまな環境因子と生理因子が睡眠に影響を与える仕組みを解明する土台ができた。指令によって入眠・覚醒を操作できれば、睡眠の脳内・脳外での機能を解き明かす助けにもなるだろう。

