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免疫学:EBI2は、IL-2を抑制する樹状細胞との相互作用の促進によってTfh細胞運命をとる細胞を増やす

Nature 533, 7601 doi: 10.1038/nature17947

濾胞性ヘルパーT(Tfh)細胞は、CD4抗原を発現するT細胞サブセットで、形質細胞や胚中心反応の支持に重要である。Tfh細胞の特性の誘導が開始されるのは、樹状細胞上の抗原の認識による活性化後の数日以内だが、樹状細胞がこの細胞運命決定を促進する仕組みは十分には分かっていない。さらに、Tfh細胞は濾胞ホーミング受容体CXCR5の発現という独自の特徴によって見分けられるが、活性化T細胞をより早い時期にB細胞濾胞とT細胞領域の境界に位置するように促すガイダンス受容体はまだはっきり分かっていない。今回我々は、Gタンパク質共役受容体EBI2(GPR183)とそのリガンド7α,25-ジヒドロキシコレステロールが、活性化CD4 T細胞を濾胞とT細胞領域の境界に位置させるのに関わっていることを示す。活性化CD4 T細胞は、この場所で活性化された樹状細胞と相互作用して、Tfh細胞運命を促進するICOS(inducible co-stimulator)リガンドに曝露される。インターロイキン2(IL-2)は、Tfh細胞分化の負の調節など、T細胞運命に多数の影響を与えるサイトカインである。T細胞領域の外周縁領域にある活性化された樹状細胞は、IL-2受容体α鎖であるCD25の膜結合型および可溶型を産生することでT細胞由来のIL-2の働きを抑制して、Tfh細胞の分化をさらに増強することが分かった。T細胞のEBI2が欠損している、もしくは樹状細胞のCD25が欠損しているマウスではTfh細胞が減少しており、T細胞依存的な形質細胞応答や胚中心反応に欠陥が見られる。これらの知見は、リンパ器官T細胞領域内の異なるニッチはそれぞれ、異なる細胞運命決定を助けることを実証しており、また、樹状細胞由来のCD25がIL-2の利用可能性やT細胞分化を制御する機能を持つことを確証するものである。

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