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進化:軟骨発生の遺伝的プログラムは左右相称動物の中で深い相同性を有する
Nature 533, 7601 doi: 10.1038/nature17398
動物の多様化では、新規な細胞タイプの進化が、新たな組織や器官の出現につながった。軟骨細胞は軟骨基質を作る細胞タイプであり、その出現は脊椎動物の内骨格の進化において中心的な事象であった。軟骨様組織は脊椎動物以外にも存在しているが、それらと脊椎動物の軟骨との関係性については謎に包まれている。今回我々は、旧口動物と新口動物の軟骨が構造的および化学的な特性を共有していることを示す。また、Hedgehogおよびβカテニンシグナル伝達による軟骨前駆細胞の誘導から、SoxEとSoxDによるクレードA繊維性コラーゲン(ColA)遺伝子群の調節を介した軟骨細胞の分化と軟骨基質の合成に至るまで、軟骨の発生機構が広く保存されていることも明らかになった。このことは、軟骨形成の遺伝子調節ネットワークが左右相称動物の共通祖先で進化したことを示唆している。これらの結果は、左右相称動物において軟骨発生を担う遺伝的プログラムの深い相同性を明らかにしており、この古くからある主要な軟骨形成ネットワークの活性化が、脱皮動物や冠輪動物、新口動物における軟骨組織の平行進化の根底にあることを示唆している。

