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言語学:自然な発話から、ヒト大脳皮質に重なりなく配置されている言語意味マップが明らかになった

Nature 532, 7600 doi: 10.1038/nature17637

言語の意味は、「意味システム」と総称される大脳皮質の複数の領域に表現されている。しかし、意味システムは包括的にはほとんどマップされておらず、大部分の領域の意味選択性についても分かっていない。今回、自然に語られた物語を数時間にわたり聴いている被験者から得た機能的MRIのデータをボクセル単位でモデル化することにより、皮質全体にわたって意味選択性を体系的にマッピングした。その結果、意味システムは複雑なパターンで構成されていて、このパターンは個体を越えて共通していることが分かった。次に我々は、新たな生成モデルを用いて、詳細な意味アトラスを作製した。我々の結果は意味システム内の領域の大部分は特異的な意味ドメイン、すなわち関連した概念群についての情報を表現していることを示唆しており、また、我々のアトラスは各領域でどのドメインが表現されているかを示している。この研究から、ヒトの神経解剖学や機能的結合性の研究でよく使われるデータ駆動型の方法が、脳での機能表現のマッピングに強力かつ有効な手段となることが実証された。

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