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幹細胞:性質の異なる骨髄血管はそれぞれ別種の造血調節を行っている

Nature 532, 7599 doi: 10.1038/nature17624

骨髄内皮細胞(BMEC)は白血球の輸送および造血幹・前駆細胞(HSPC)の維持の両方を調節する血管ネットワークを形成する。しかし、BMECがこれら2つの役割のバランスを取る仕組みや、これらの事象が同一の血管部位で起こるかどうかは解明されていない。我々は、哺乳類の骨髄幹細胞の維持および白血球の輸送が、透過特性の違う異なる種類の血管によって調節されることを見いだした。透過性の低い動脈血管は造血幹細胞を活性酸素種(ROS)の少ない状態に維持するが、より透過性の高い洞様血管はHSPCの活性化を促進し、未成熟白血球および成熟白血球を骨髄へそして骨髄から輸送する専用部位である。血管の高透過性の機能的結果として、血漿への曝露により骨髄HSPCでのROSレベルが上昇し、輸送や分化が増大する一方で、長期的な再生や生存が低下する。これらの知見は、臨床における造血幹細胞の移植や動員のプロトコルに関連する可能性がある。

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