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プロテオミクス:後生動物に古くからある高分子複合体の概観
Nature 525, 7569 doi: 10.1038/nature14877
高分子複合体は、保存されている生物過程に不可欠なものだが、こうした複合体が動物全般にわたってどのように分布しているかはよく分かっていない。今回我々は、徹底した生化学的分画と定量的質量分析法を組み合わせることにより、さまざまな後生動物モデルで可溶性多タンパク質複合体の組成を直接解析した。統合的方法を用いて、ゲノムが完全に解読されている生物種について、高信頼度で共複合体(co-complex)相互作用と推定される相互作用を100万例以上捉えた複合体保存の概要マップを作製した。このマップには、あらゆる現生動物に広く存在する機能モジュールが含まれている。クラスター解析によって、少なくとも10億年にわたって細胞のハウスキーピング機能を果たしてきたと思われる古い真核生物高分子集合体から、現在の成分を獲得した祖先型複合体、多細胞体制につながった後生動物のより希少な新機軸まで、幅広く保存されている様子が明らかになった。これらの推定の妥当性を、進化的に離れた生物種で独立に行った共分画(co-fractionation)実験、親和性精製および機能解析によって確認した。再構築したこれらのインタラクトームの包括性、中心性およびモジュール性は、これらが動物細胞システムにとって根本的に重要な機構であり、適応に役立ってきたことを反映している。

