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ウイルス学:中国におけるH7N9インフルエンザウイルスの伝播、分岐および確立

Nature 522, 7554 doi: 10.1038/nature14348

2013年以来、中国では新規なH7N9鳥インフルエンザウイルスによるヒト感染が発生していて、これは人獣共通病原体によって引き起こされる脅威が持続していることを実証している。中国東部を中心とした最初の大流行の波は防がれたようにみえていたが、2013年10月にはヒトへの感染が再発した。H7N9ウイルスがどのようにして再出現したのか、さらに今後どのように進化するのかは分かっておらず、今後長期にわたって公衆衛生に対する脅威となる可能性がある。今回我々は、H7N9ウイルスが、中国の東部から南部に広がっていき、ニワトリに持続感染するようになったこと、これが多様なリアソータント遺伝子型を持つ複数の地域別系統の確立につながったことを示す。浙江省から他の省へウイルスが繰り返し導入されたことや、生きた家禽を売買する市場にH7N9ウイルスが存在したことが、ヒトへの感染の再発を煽った。H7N9ウイルスの地理的分布や遺伝的多様性が急速に拡大したことは、現在の疾病管理システムに直接難問を突き付けるものである。我々の結果は、H7N9ウイルスが、これまでにH5N1およびH9N2インフルエンザウイルスで観察されたパターンに従って、中国で地方病となり、その地域を越えて拡大する可能性も示唆している。

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