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エボラウイルス:弱毒化したVesiculovaxワクチンの単回投与は霊長類をマコナエボラウイルスから防御する
Nature 520, 7549 doi: 10.1038/nature14428
フィロウイルス科(Filoviridae)には、エボラウイルス属、マールブルグウイルス属およびクウェバウイルス(Cuevavirus)属の3つが含まれる。ザイールエボラウイルス(ZEBOV)を含む、エボラウイルス属ウイルスの一部はヒトで致死的な出血熱を引き起こすことがある。2014年には西アフリカでZEBOV感染が前例のないほど大発生し、現在も流行は続いていて死者は1万人以上に達し、管理されていない感染症に関する懸念が世界的に広がる事態となった。このような難問に対処するには即効性のワクチンが必要である。ワクチンを用いる多くの手法で、非ヒト霊長類をZEBOVから防御できる可能性が明らかになっている。このようなワクチンのうちの複数については、現在のZEBOV感染大発生への対応策としてヒトでの使用が迅速に承認されている。しかし、これらのワクチンのうちのどれかによって、ZEBOVマコナ(Makona)新規流行株による感染を予防できるかどうかは分かっていない。このようなワクチンの1つが、ZEBOVの糖タンパク質(GP)を発現する、第一世代組換え水疱性口内炎ウイルス(rVSV)を使ったもの(rVSV/ZEBOV)である。このベクターの安全性に関する懸念を解消するための候補として、我々はさらに弱毒化した2種類のrVSV/ZEBOVワクチンを開発した。これらの弱毒化ワクチンは共に、ワクチン関連ウイルス血症の発症が第一世代のワクチンの場合の約10分の1に低下している。またこれらは共に、単回投与によって今回の感染大発生拡大を引き起こしたマコナZEBOV株の致死量投与からマカクザルを完全に防御した。

