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免疫学:総血清免疫グロブリンE濃度の全エピゲノム関連解析

Nature 520, 7549 doi: 10.1038/nature14125

免疫グロブリンE(IgE)は、アレルギー性(アトピー性)炎症の重要なメディエーターの1つであり、IgEを標的とした治療により、花粉症やアレルギー性喘息を緩和することができる。これまでの遺伝学的関連解析では、新規の治療標的やIgEの調節に関わる経路は明らかになっていない。そこで我々は、95組の核家族を対象に、末梢血白血球のDNAを用いてゲノム全域のCpGアイランドに集中している遺伝子座のメチル化を解析し、血清IgE濃度とのエピジェネティックな関連性を調べた。さらに追加の家族と一般集団の被験者において、これに関する肯定的な結果を確認した。本論文では、IgEと36か所の遺伝子座における低メチル化の間に、再現性のある関連(メタ解析偽陽性率は10−4未満)が見られることを示す。これらの遺伝子座に注釈付けされている遺伝子は、既知の好酸球産物をコードしており、また炎症性リン脂質メディエーターや特定の転写因子、ミトコンドリアタンパク質にも関係していた。被験者から単離した好酸球におけるこれらの遺伝子座のメチル化は、喘息や高IgEレベルの有無に応じて著しく異なることが確認された。関連が最も強かった3つの遺伝子座は、最初の被験者パネルに見られるIgE変動の13%を占めており、これによって、分散の値が一塩基多型の大規模な全ゲノム関連解析から得られた値の10倍になることを説明できる。本研究は、アレルギー性疾患に対する新たな治療標的と、患者を層別化するためのバイオマーカーを明らかにするものである。

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