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免疫学:共生細菌と樹状細胞の相互作用は防御皮膚免疫の独特な特徴を指定している
Nature 520, 7545 doi: 10.1038/nature14052
皮膚は宿主と環境との間の主要な境界面である。この器官はまた、組織の恒常性と局所免疫に重要な役割を担っている膨大な数の微生物が存在する場所でもある。皮膚の微生物群集は非常に多様であり、時間とともに、あるいは環境に問題が生じるとそれに応じて、改編されることがある。このような複雑な状況下で、個々の共生微生物が別々のやり方で皮膚免疫を調節する仕組みや、このような応答が組織の生理状態にどのように影響するのかは明らかになっていない。今回我々は、限られた共生細菌が皮膚免疫に際立って大きな影響を及ぼすことを示し、このような特定化に関わる細胞メディエーターを明らかにした。具体的には、定着した表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)は、表皮に常在して障壁となる自然免疫を増強し、病原体の侵入を制限するIL-17A+ CD8+ T細胞を誘導する。共生細菌特異的T細胞応答は、皮膚に常在する樹状細胞サブセットの協調的作用によって生じ、炎症とは関連しないので、組織常在性細胞は微生物群集の変化を感知し応答できる状態にあることが分かる。この相互作用は、皮膚免疫系が変動する共生細菌シグナルを使って障壁となる免疫を調整するという、進化の過程で生じた手段の1つを表していて、侵襲してくる病原体に対する対異種防御となっているのかもしれない。これらの知見は、皮膚免疫の全体像は、決まった共生細菌との遭遇によって迅速かつ特異的に再構築できる非常に動的な環境であることを明らかにしていて、組織特異的免疫および病態に関する我々の理解に大きな関わりを持つ。

