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生物地球化学:アマゾンの炭素シンクの長期的衰退

Nature 519, 7543 doi: 10.1038/nature14283

大気中二酸化炭素の記録は、過去数十年間に地表が強力な全球的炭素シンクとして働き、このシンクのかなりの部分が熱帯、特にアマゾンに存在する可能性が高いことを示している。しかし、気候や大気組成が変化し続ける中で、陸域の炭素シンクがどのように変化するのかはよく分かっていない。今回我々は、321の調査区からなる分散型のネットワークを利用して、アマゾン熱帯雨林のバイオマス動態の30年にわたる歴史的変化を分析した。この分析で、アマゾンの森林が長期的な正味のバイオマスシンクとして働いていることが裏付けられたが、炭素の蓄積量には長期的な減少傾向が認められた。過去10年間の地上バイオマスの純増速度は、1990年代と比較して3分の1低下した。こうした低下は、バイオマスの枯死率がこの30年間持続的に上昇している一方で、成長速度の上昇は近年頭打ちとなっている結果であり、そのため炭素の滞留期間が短くなっている。バイオマスの枯死を加速させる要因としては、気候の変動性の増大と、枯死率に対する成長の高速化のフィードバックが考えられ、それによって樹木の寿命が短くなる。今回アマゾンで観察された炭素シンクの衰退は、陸域炭素の取り込み量が近年全球規模で増加していることとは著しく異なっており、モデルに基づく予想にも反している。

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