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神経科学:マウス上丘の方位選択性カラム

Nature 519, 7542 doi: 10.1038/nature14103

網膜神経節細胞には20種類以上のタイプがあり、視覚情報を目から脳へ伝えている。それぞれの神経節細胞タイプは規則正しいモザイク状に並んでおり、視空間内の各点はコントラストや動きなどの視覚の基本要素として処理される。この情報は2つの脳中枢(視覚野と上丘)に送られていく。上丘は、視覚関連行動で進化的に保存された役割を持つが、その機能構造はよく分かっていない。今回、マウス上丘のニューロンから視覚応答の集合記録を行った。多くのニューロンは特定の方位や移動軸を持った線分に選択的に応答した。似た方位選択性を持つ細胞は、垂直方向の厚みが網膜受容層全体に広がる大きな斑状をなしていた。この構成は、マウスの視覚野での無作為に散らばった方向選択性とは大きく異なり、むしろ大型哺乳類の視覚野に見られる方位選択性カラムと似ていた。ただし、隣り合う上丘方位選択性カラム同士には、ほとんど受容野の重なりがなかったことは重要である。これは、視覚野の各点が、全ての方位選択性を持つ細胞を活動させる視覚野の構成とは対照的である。その代わりに上丘は、視野の約30°範囲内にある特定の形態の方位によく応答する。この知見は上丘が行動応答を仲介していることを示唆している。

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