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免疫学:V(D)JリコンビナーゼRAG1–RAG2の結晶構造
Nature 518, 7540 doi: 10.1038/nature14174
脊椎動物の免疫系でのV(D)J組換えは、DNAのコードセグメントをさまざまに組み合わせて結合させることにより免疫グロブリンやT細胞受容体の非常に多様な集団を作り出す。RAG1–RAG2タンパク質複合体は、遺伝子をコードするセグメントの両端にある特定の部位でDNAを切断することで、この部位特異的組換えを開始する。今回我々は、マウスRAG1–RAG2複合体の3.2 Å分解能での結晶構造を報告する。230キロダルトンのRAG1–RAG2ヘテロ四量体は「Y字型」で、2つのRAG1鎖アミノ末端ドメインがより合わさって柄に当たる部分を形作っている。RAG1–RAG2ヘテロ二量体はそれぞれ、「Y」の腕の1つを構成していて、中央に活性化部位が、先端にRAG2が存在する。このRAG1–RAG2の構造により、免疫不全患者で見つかった60以上の変異や、遺伝的および生化学的データの大部分が合理的に説明される。RAG1と、ヘアピン形成トランスポザーゼHermesおよびTn5の間の構造的な類似性は、このようなDNA再構成手段が進化的に保存されてきたことを示唆している。

