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分子生物学:RNAポリメラーゼII–メディエーターコア開始複合体の構造

Nature 518, 7539 doi: 10.1038/nature14229

保存されたコアクチベーター複合体であるメディエーターは、RNAポリメラーゼ(Pol)IIによる調節された転写が開始可能となるように働いている。今回我々は、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)由来の必須のメディエーターサブユニット全てを含む、15個のサブユニットからなるコアメディエーター(cMed)を再構築し、コア開始複合体に結合したcMedの構造を低温電子顕微鏡を使って分解能9.7 Åで決定した。cMedは、カルボキシ末端ドメイン(CTD)の近傍にあるRpb4–Rpb7ストークの周囲でPol IIと結合している。メディエーターの頭部モジュールは、Pol IIのドックおよびTFIIBのリボンと結合し、転写開始複合体を安定化している。メディエーターの中央モジュールは、ポリメラーゼのコンホメーションに影響を与える可能性のある「支持材(plank)」と共にPol IIの足部へと伸びている。メディエーターのサブユニットであるMed14は、頭部モジュールと中央モジュールの間の「梁」を形成し、尾部モジュール(上流DNA上に位置する転写アクチベーターと結合すると予測される)に連結している。メディエーターの「腕」と「フック」ドメインは「受け台」を作っていて、これがCTDとTFIIHキナーゼをPol IIリン酸化を促進するような位置に置いているらしい。

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