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気候科学:高分解能の二酸化炭素の記録を用いて見積もった鮮新–更新世の気候感度

Nature 518, 7537 doi: 10.1038/nature14145

理論と気候モデリングから、放射強制力の変化に対する地球の気候の感度は、背景気候に依存している可能性があると示唆されている。しかし、従来の古気候データは、この予測の確定的な検証を行うには十分でなかった。本論文では、複数の地点から得られた鮮新世後期(330万~230万年前)のホウ素同位体記録に基づく大気中二酸化炭素(CO2)の再構築結果を示す。我々は、CO2に基づく放射強制力に対する地球の気候感度(地球システムの感度)は、温暖な鮮新世において、寒冷な更新世後期(80万~1万年前)の半分だったことを見いだした。海水準の再構築結果を用いて放射影響を評価すると、この2つの期間の平衡気候感度が一致するため、こうした相違の原因は、更新世後期における大陸氷体積の変化の放射影響(アイス・アルベドフィードバック)であると考えられる。結論として、全球スケールでは、温暖な鮮新世において予想外の気候フィードバックは働いておらず、CO2濃度が最大で450 ppmに達した鮮新世に似ると予想される将来の平衡気候感度(長期のアイス・アルベドフィードバックを除く)は、CO2が倍増すると1.5~4.5 K上昇するという現在受け入れられている範囲で十分に説明されると、我々は考える。

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