Letter

惑星科学:パラサイトの母天体での凝固駆動対流による寿命の長い磁性

Nature 517, 7535 doi: 10.1038/nature14114

隕石の古地磁気測定から太陽系の誕生直後には、多くの微惑星の液体金属核は激しく対流しており、磁場を発生できたことが示唆されている。こうした天体の対流は現在のところ熱的に駆動されていると考えられていることから、磁気活動の寿命は短いと示唆されている。本論文では、イミラックとエスケルというパラサイト隕石のナノ磁気イメージングから得られた時系列古地磁気記録を報告する。これらの隕石は、センチメートルサイズの金属相とケイ酸塩相からなる隕石群に属している。我々は、パラサイトの母天体で寿命の長い磁気活動の歴史を見つけ、核の凝固が完了すると磁場が減衰し、最終的に停止する痕跡を捉えた。我々は、内核の進行的な凝固によって駆動された磁気活動が、観測された磁場の特徴や冷却速度と一致することを実証している。凝固駆動対流は、小天体の核においておそらく一般的な現象であり、熱対流とは対照的に、太陽系初期においてこうした天体に、長期間持続し広範囲にわたる活発な磁気活動を比較的遅れて(集積後数億年)もたらしたと考えられる。

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