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微生物学:ヒト腸内のバクテロイデス門細菌は利己的機構によって酵母マンナンを利用できる

Nature 517, 7533 doi: 10.1038/nature13995

7000年以上前からヒトの食餌の構成要素となっている酵母は、複雑な細胞壁α-マンナンを持っている。酵母マンナンがヒト腸内微生物相の生態に及ぼす影響についてはよく分かっていない。今回我々は、酵母のα-マンナンが、ヒト腸内微生物相の優占種の1つであるグラム陰性細菌Bacteroides thetaiotaomicronの栄養源であることを示す。詳細な生化学的分析と標的遺伝子の破壊実験によって、細胞表面のα-マンナンの限定的な切断で大きなオリゴ糖が生成し、その後これがペリプラズム酵素の作用によって脱重合してマンノースになるというモデルが裏付けられた。共培養実験によって、B. thetaiotaomicronによる酵母マンナンの代謝は、この分解しにくい多糖の異化作用に関する「利己的」モデルを示すことが明らかになった。B. thetaiotaomicronとのゲノム比較および細胞培養実験から、ヒト腸内微生物相の高度に成功した種からなるコホートは、立体的に制限された酵母グリカンを消費するように進化したことが示された。この適応は、真核微生物がヒト食餌に組み込まれたことを反映していると考えられる。

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