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細胞生物学:多繊毛細胞では、母中心小体による中心小体増幅と娘中心小体による中心小体増幅に違いがある

Nature 516, 7529 doi: 10.1038/nature13770

細胞周期に入っている細胞では、中心体の半保存的複製によって母中心小体1個と新たに形成された娘中心小体1個からなる中心体が1個生じる。これらの中心小体は、新しい中心小体を形成する能力については等価と見なされており、その対称的な複製は細胞分裂の恒常性維持に不可欠である。多繊毛細胞は、原型的な複製プログラムは使用せず、代わりに、運動性繊毛の成長と生理液の効率的な送出に必要な、100個を超える中心小体を作る。これらの新しい中心小体の大半はde novoに、つまり中心体とは無関係に、デューテロソーム(deuterosome)と呼ばれる電子密度の高い構造体の周辺に出現すると考えられており、その起源は分かっていない。我々はライブ画像化と超高分解能の光・電子相関顕微鏡法とを組み合わせて使い、新しい中心小体の全てが、既存の前駆細胞中心体に由来しており、中心小体前駆体の複数回の播種を通して生じたものであることを明らかにする。さらに、デューテロソーム形成に寄与するのは娘中心体の中心小体だけであり、従って最終的な中心小体集団の90%以上が娘中心小体由来であることも確認した。中心小体のこのような予想外の非対称性は、繊毛関連病や、細胞周期にある細胞で観察されて小頭症やがんに関連する病的な中心小体増幅の研究に新たな見方を与えるだろう。

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