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食餌:世界全体の食生活は環境の持続可能性とヒトの健康を結び付ける

Nature 515, 7528 doi: 10.1038/nature13959

食生活は環境の健全さとヒトの健康を結び付ける。所得の増加と都市化は世界規模で食生活の変化を促進しており、精製糖、精製脂肪、油や肉類を多く含む食餌が伝統食に取って代わりつつある。このような食生活の動向は、もし歯止めがかからなければ2050年までに、食糧生産に起因する世界全体の農業由来の温室効果ガス排出量を推定で80%増加させ、また、世界各地に土地の開墾をもたらす主な要因となるだろう。さらに、このような食生活の変化によって、世界の平均余命を低下させる2型糖尿病や冠動脈性心疾患などの非感染性慢性疾患の発生率が大きく上昇しつつある。これに代わる健康に有益な食生活が広く取り入れられれば、農業に起因する世界全体の温室効果ガス排出が抑えられ、開墾とその結果起こる生物種の絶滅が減り、食生活に関連した非感染性慢性疾患の予防にも役立つ。密接に絡み合った食生活–環境–健康のトリレンマを解消する食生活の実現は、環境の健全さとヒトの健康に関する世界全体の重大な難問であると同時に、それに取り組む良い機会でもある。

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