Letter

天文学:NGC 4151内の超巨大ブラックホールまでの距離を19メガパーセクと算出したダスト視差

Nature 515, 7528 doi: 10.1038/nature13914

活動銀河NGC 4151には、輝線反響マッピングに基づいたブラックホール質量の測定を他の力学的な方法と対照して較正できる2つしかない活動銀河核の1つとしての重要な役割がある。しかし、有効な較正には、NGC 4151までの距離を正確に知る必要があるが、今のところ正確なものはない。最近報告された距離は4~29メガパーセクと幅がある。大きな特異運動によって、赤方偏移に基づく距離が不明確になっており、銀河や核の形状は他の方法を使った正確な測定の妨げとなっている。本論文では、NGC 4151まで19.0+2.4−2.6メガパーセクというダスト視差による距離を報告する。測定は、活動銀河の輝線領域を使う幾何学的方法の適応に基づいている。これらの領域はあまりにも小さいため現在の技術では撮像することができないので、代わりに我々は時間遅延と赤外干渉計から決定されたより広がっている高温ダスト放射の物理的なサイズと角サイズの比を使った。この距離により、ブラックホールの力学的質量は約1.4倍に増加し、輝線反響法の質量は、さらなる力学的質量を用いて2つの天体と対照して較正されるのであれば、同様に補正されることを示唆している。

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