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古生物学:巨大オルニトミモサウルス類Deinocheirus mirificusの長年の謎を解決

Nature 515, 7526 doi: 10.1038/nature13874

デイノケイルス(Deinocheirus mirificus)のホロタイプは、1965年にモンゴル・ゴビ砂漠南部のAltan Uul IIIでモンゴル・ポーランド古生物発掘調査によって収集された。このホロタイプは主に肩甲烏口骨を伴う巨大な前肢(長さ2.4 m)のみで構成されており、デイノケイルスは50年近くにわたって最も謎の多い恐竜の1種であった。また、このホロタイプではオルニトミモサウルス類と非オルニトミモサウルス類の形質がモザイク状に混在しており、デイノケイルスの系統の位置付けを明らかにすることは困難であった。本論文では、2006年にAltan Uul IV、2009年にBugiin Tsavのネメグト累層で発見されたデイノケイルスの新たな標本2点を記載する。Bugiin Tsavの標本(MPC-D 100/127)は、デイノケイルスだと明確に分かる左前肢を含み、ホロタイプと比較して6%長い。また、Altan Uul IVの標本(MPC-D 100/128)は、サイズがMPC-D 100/127の約74%である。本研究の系統解析ではデイノケイルスが最大のオルニトミモサウルス類であることが示されたが、他のオルニトミモサウルス類では知られていない特有の骨格的特徴が多数認められた。デイノケイルスは、前後に長い頭、大きな下顎、長い神経棘、尾端骨、U字型の叉骨、筋肉を強力に結合させる大きな骨盤、比較的短い後肢、および先端の広がった末節骨を有する巨大化した非走行性の動物であった。頭蓋の形態的特徴、1000個を超える胃石、および胃の内容物(魚類の遺骸)は、デイノケイルスが中湿性環境に生息する巨大雑食動物であったことを示唆している。

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