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神経科学:クラスリンはエンドソームからシナプス小胞を再生する
Nature 515, 7526 doi: 10.1038/nature13846
超高速エンドサイトーシスでは、シナプス小胞の融合後50~100ミリ秒という速さで、1個の大型のエンドサイトーシス小胞が回収される。しかし、この大型のエンドサイトーシス小胞がその後どうなるかは分かっていない。今回我々は、このような小胞が刺激から約1秒後に、シナプスエンドソームへと移行することを明らかにした。エンドソームは3秒後に崩壊して被覆小胞へと変化し、刺激から5~6秒後には直径の小さいシナプス小胞になる。RNA干渉(RNAi)によってクラスリンの機能を破壊したところ、クラスリンは超高速エンドサイトーシスには必要ないが、シナプスエンドソームからのシナプス小胞の生成には必要であることが分かった。アクチンの重合を阻害したり、あるいはニューロンを、生理的温度ではなく室温で刺激したりすると、超高速エンドサイトーシスは起こらなくなる。超高速エンドサイトーシスが起こらない場合には、シナプス小胞はクラスリンを介したエンドサイトーシスによって細胞膜から直接回収される。これらの結果によって、シナプス小胞のエンドサイトーシスの際にクラスリンが果たす役割に関してこれまでに報告された実験結果の間に見られる矛盾が説明されるかもしれない。

