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宇宙:若い低質量多重星系GG Tau Aにおける惑星形成の可能性
Nature 514, 7524 doi: 10.1038/nature13822
連星系の周りでの惑星形成は、単独星の周りよりも難しいかもしれない。間隔が100天文単位未満の近接連星では、それぞれの星の周りに星周円盤があることや連星系の周りの重力的に掃かれた内部空洞を取り囲む周連星円盤があることが、理論的に予測されている。内側の円盤が星への降着によって数千年の時間スケールで枯渇してしまうならば、100万年程度の時間スケールで起こる惑星形成に物質を供給するために何らかの補充物質が外側の貯蔵領域から移送される必要がある。円盤の空洞を通って流れるガスが、単独星系で見つかっている。若い低質量連星系GG Tau Aの周りで周連星円盤が発見され、階層的三重星系であることが最近示された。単独星GG Tau Aaの周りに大きな内部円盤が1つあり、中心部の空洞の内部に衝撃を受けた水素ガスが少量あることが分かっている。しかし、検出強度の弱い1つの事例を除いて、この空洞の内部や他の連星系や多重星系の内部の冷たいガスの分布は今まで確定されていない。本論文では、GG Tau Aの空洞内に一酸化炭素の特徴を示す放射を放つガス断片の撮像を報告する。運動論から、降着期間を超えてGG Tau Aaの周りにある内部円盤を維持できる流れが生じており、惑星形成が起こるのに必要な時間が確保されていると結論される。これらの結果は、多重星の周りでの惑星形成の複雑さを示しており、数値シミュレーションで予測された一般的な描像を裏付けている。

