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構造生物学:真核生物リボソーム阻害の構造基盤

Nature 513, 7519 doi: 10.1038/nature13737

リボソームはタンパク質合成を行う分子機械で、小分子阻害剤の主な標的である。細菌のリボソームを標的とする抗生物質について得られている構造情報の豊富さに比べると、真核生物でのリボソーム阻害剤の結合様式に関する我々の現在の理解は十分ではない。我々は、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)由来の80Sリボソームについて、12種の真核生物特異的阻害剤と、また4種の広域阻害剤と複合体を形成した状態の16個の高分解能構造をX線結晶学により決定した。全ての阻害剤が、メッセンジャーRNAもしくは転移RNAの結合部位に結合していることが分かった。反応速度論的研究と組み合わせることで、その構造からシクロヘキシミドとラクチミドマイシンの作用に関するモデルが考えられた。このモデルによって、より大きな化合物であるラクチミドマイシンが最初の伸長サイクルを選択的に標的とする理由が説明される。この研究は、標的選択と耐性の一般的な法則を明確にし、翻訳阻害剤の作用様式についての手掛かりをもたらし、また将来の薬剤開発の指針となると考えられる、種選択性に関わる構造的決定因子を明らかにしている。

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