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免疫:アラーミンIL-33は腸で制御性T細胞の機能を促進する

Nature 513, 7519 doi: 10.1038/nature13577

FOXP3+制御性T細胞(Treg細胞)は腸に多く存在し、そこで自己や環境刺激に対する炎症応答の調節異常を防いでいる。Treg細胞は、自身の生存と機能を容易にするために組織特異的な適応を獲得することが現在分かっている。しかしながら、腸でTreg応答を制御する重要な宿主因子についてはほとんど解明されていない。インターロイキン(IL)1ファミリーに属するIL-33は、障壁となる部位の上皮細胞で構成的に発現されていて、そこで組織損傷に応じる内在性の危険信号、すなわちアラーミンとして機能している。ヒトで行われた最近の研究では、炎症性腸疾患患者の炎症病変部でのIL-33レベルの上昇が報告されており、これはこのサイトカインが病因に関わっていることを示唆している。マウスの急性腸炎モデルで、IL-33が腸で防御的および病的役割を持つことが報告されているが、慢性炎症への関与についてはよく分かっていない。今回我々は、IL-33の受容体であるST2が腸のTreg細胞に選択的に発現し、Tregの機能と炎症性環境に対する適応を促すことをマウスで明らかにした。T細胞でのIL-33シグナル伝達は、Treg応答を複数の方法で亢進させる。その第一は、トランスフォーミング増殖因子(TGF)-β1を介したTreg細胞の分化増強であり、第二は、炎症組織でのTreg細胞の蓄積と維持に必要なシグナルの提供である。意外にも、炎症性腸疾患の病因に重要な炎症性サイトカインであるIL-23は、IL-33の応答性の阻害を介してTreg応答を抑制した。これらの結果は、組織損傷の内在性メディエーターと主要な抗炎症性経路の間のこれまで知られていなかった連携を実証しており、またIL-33とIL-23の間のバランスが腸の免疫応答の重要な調節因子である可能性を示唆している。

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