Review

気候:熱帯収束帯の移動とダイナミクス

Nature 513, 7516 doi: 10.1038/nature13636

地球上の降水は、平均して北緯6度付近に中心がある狭い雲帯である熱帯収束帯(ITCZ)において最も激しい。ITCZの平均的位置が赤道の北にある主な理由は、大西洋が赤道を跨いで北方にエネルギーを運び、北半球が南半球よりも暖かくなるからである。季節の時間スケールやそれより長い時間スケールでは、ITCZは概して暖かい半球の方に移動するが、エルニーニョ現象時などの例外がある。新たな枠組みによって、ITCZと大気のエネルギー収支が関連付けられ、数年から地質年代の時間スケールでITCZの変動を説明できる可能性がある。

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