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微生物学:肝硬変におけるヒト腸内マイクロバイオームの変化
Nature 513, 7516 doi: 10.1038/nature13568
肝硬変は、世界的に蔓延する多数の慢性肝臓疾患が原因で起こる。今回我々は、肝硬変患者98例と健常対照群83例を比較し、肝硬変の腸内マイクロバイオームの特徴付けを行った。コホート研究のために我々が構築した参照遺伝子セットには269万個の遺伝子が含まれ、そのうちの36.1%は新規の遺伝子である。定量的なメタゲノミクスにより、患者と健常者の間で存在量が異なる遺伝子が75,245個明らかになり(偽陽性率 < 0.0001)、それらの遺伝子は同種の細菌種を表す66のクラスターに分類することができた。このうち28種が患者に、38種が対照群に特に多く存在する。患者に豊富に存在する、分類学的に指定された細菌種のほとんど(54%)が口腔由来であり、肝硬変では細菌が口から腸内に侵入したことが示唆される。遺伝子や機能レベルで肝硬変に特異的なバイオマーカーは、2型糖尿病と炎症性大腸炎のバイオマーカーとの比較で明らかになった。わずか15個のバイオマーカーに基づいて非常に正確な患者の識別指標が作られ、独立のコホートで確認された。従って、微生物相を標的とするバイオマーカーは疾患の鑑別診断に役立つ強力な手段となる可能性がある。

