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構造生物学:マウスのセロトニン5-HT3受容体のX線構造

Nature 512, 7514 doi: 10.1038/nature13552

Cys(システイン)ループ型受容体ファミリーの神経伝達物質依存性イオンチャネルは神経系全体にわたって速い神経伝達を媒介する。神経伝達物質結合の分子過程と、それに続くイオンチャネルの開口、イオンの透過についてはまだ不明なところが多い。今回我々は、哺乳類のCysループ型受容体の1つである、マウスのセロトニン5-HT3受容体の3.5 Å分解能でのX線構造を示す。タンパク質分解された受容体は2つの断片と細胞内ドメインを構成する一部分からなり、その構造は安定化ナノボディとの複合体として決定された。細胞外ドメインから、ナノボディでふさがれた神経伝達物質結合部位の詳細な構造が明らかになった。膜ドメインは、4.6 Åの狭窄部を持つ水を含む小孔を作り出している。細胞内ドメインでは、5つの細胞内ヘリックスがバンドルとなって閉じた前庭を形成し、その側方にある入り口はループによりふさがれている。この5-HT3受容体構造により、細胞内ドメインの一部が明らかになり、哺乳類Cysループ型受容体の作動機構を解明するための構造的基盤が拡大される。

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