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宇宙:赤色超巨星を取り巻く光イオン化で閉じ込められた殻により相互作用する超新星

Nature 512, 7514 doi: 10.1038/nature13522

近傍の赤色超巨星であるベテルギウスは、その周囲に弧状衝撃波を引き起こす強力な星風を伴う、高速で移動する恒星である。弧状衝撃波までの距離の3分の1の距離に密度が高くほぼ静的な殻があり、何らかの外力によって減速されているのが発見されたことによって、この描像には疑問が投げかけられている。物理的特徴が異なるこれら2つの構造が、星間物質と星風の流体力学的な相互作用によって共に形成されることはあり得ない。本論文では、ベテルギウスの星風が外的要因からの放射によって光イオン化されるというモデルが、弧状衝撃波の新たな解釈を必要とせずに、静的な殻を説明できることを報告する。光イオン化された星風からの圧力によって、星風の中性領域に定在衝撃波が生じ、ほぼ静的で光イオン化により閉じ込められた殻が形成される。他の赤色超巨星は、ベテルギウスよりも相当大質量の殻を持つはずである。なぜなら、光イオン化により閉じ込められた殻は、赤色超巨星の段階で失われる全質量の35%までを捕獲し、星が爆発するまで星の近くにこのガスを閉じ込めるためである。超新星爆発の後、大質量の殻は超新星の光度曲線に劇的に影響を及ぼし、星周相互作用の特性を有する多くの超新星に対して無理のない説明を与える。

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