Analysis
宇宙:小惑星4番ベスタの深い地殻マントル境界
Nature 511, 7509 doi: 10.1038/nature13499
小惑星番号第4番のベスタには、南極付近に2つの大きな衝突クレーターがあり、地下物質が露出していることが、最近になって発見されている。理論モデルは、ベスタの北半球の表面物質の起源は深さ20 km程度の所にあるが、露出している南半球の物質の起源は深さ60~100 kmの所にあることを示している。マントル由来の大量のカンラン石が見られないので、表面から深さ100 km程度までの物質は主に火成地殻であることが示唆される。今回我々は、ベスタに関するデータを解析して、地殻とマントルの境界(モホ面)が80 kmよりも深いという結論に達した。

