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神経科学:LTDとLTPで記憶を操作する

Nature 511, 7509 doi: 10.1038/nature13294

記憶は長期増強(LTP)や長期抑圧(LTD)のような細胞機構を介してシナプス強度が調節されることで成立すると考えられている。しかし、こうしたシナプス過程と記憶の間の因果関係を実証するのは難しかった。本論文では、連想記憶の一種である恐怖条件付けが、LTDとLTPによってそれぞれ不活性化と再活性化を受けることを示す。まず、足底刺激が光遺伝学的な手法による扁桃体(恐怖条件付けに不可欠な脳領域)への聴覚入力刺激に連合されるように動物を条件付けした。次に、この聴覚入力に光遺伝学的にLTD条件付けを行ったところ、刺激の記憶が不活性化した。さらに、この聴覚入力に光遺伝学的にLTP条件付けを行ったところ、刺激の記憶は再活性化した。このようにLTDとLTPを用いて記憶の不活性化および再活性化を誘導できたことは、これらのシナプス過程と記憶との因果関係を裏付けている。

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