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免疫学:インターロイキン1とI型インターフェロンのクロストークに基づく宿主指向型の結核治療

Nature 511, 7507 doi: 10.1038/nature13489

単一の感染病原体による死亡の原因として、世界的に首位を占めているのはHIV/AIDSだが、結核はそれに次ぐ第2位となっている。化学療法の存在にもかかわらず、結核の世界的流行は、HIVとの重感染、有効なワクチンの欠如や多剤耐性菌の出現のために拡大している。宿主指向型の別の戦略が開発されれば、治療効果および転帰を改善し、薬剤耐性株を封じ込め、疾患の重症度と致死率を低下させる可能性がある。結核菌(Mycobacterium tuberculosis;Mtb)によって誘導される自然炎症応答は、理にかなった宿主標的である。今回我々は、インターロイキン1(IL-1)が、過剰なI型インターフェロン(IFN)産生を制限し、細菌の封じ込めを促すエイコサノイドの誘導を介して、宿主抵抗性をもたらすことを明らかにする。さらに、感染したマウスおよび患者では、IL-1応答の低下と過剰なI型IFN産生の両方、もしくはどちらか一方が、病態の増悪と関連するエイコサノイドの不均衡につながることが分かった。このような状況下でプロスタグランジンE2レベルを上昇させるような臨床認可薬を用いた宿主指向性免疫療法は、Mtb感染マウスの急性致死を防止した。従って、Mtb感染の転帰を左右し、エイコサノイドを介して機能的に連結している炎症性サイトカインには、逆方向の調節を行う2つの主要なクラスがあり、IL-1およびI型IFNはそれぞれ、その一方を代表している。今回の知見は、宿主のエイコサノイドネットワークを操作する宿主指向性治療戦略の概念実証を確立したもので、またこれは従来の化学療法に対する実現可能な代替手段となる。

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