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分子生物学:アーキアーゼとDDX1はtRNAスプライシング因子であることがオルソログ群の解析から明らかになった
Nature 511, 7507 doi: 10.1038/nature13284
RNAリガーゼは、真核生物、古細菌および細菌で、RNA修復やストレス誘導性のメッセンジャーRNAスプライシングなどの多数の細胞過程に非常に重要な役割を担っている。古細菌と真核生物ではRNAリガーゼが、タンパク質合成に必要な機能性転移RNA(tRNA)が生成されるtRNAスプライシングにも関わっている。最近我々は、ヒトtRNAスプライシングリガーゼが、RTCB(別名はHSPC117、C22orf28、FAAPおよびD10Wsu52e)を不可欠なサブユニットとして持つ多タンパク質複合体であることを明らかにした。この複合体の他の構成要素であるASW(別名C2orf49)、CGI-99(別名C14orf166)、FAM98BおよびDEAD-boxヘリカーゼであるDDX1のRNAライゲーションの際の機能はまだ分かっていない。本論文では、真核生物オルソロググループのクラスターを利用することで、機能不明なタンパク質であるアーキアーゼ(archease;略称ARCH、別名ZBTB8OS)がヒトtRNAリガーゼ複合体の完全な活性に必要とされ、DDX1と協働して、哺乳類のRNAライゲーションに中心的な役割を果たすRTCB–グアニル酸中間産物の形成を促進することを明らかにした。我々の知見は、ヒトtRNAリガーゼの性質を考慮してDDX1の役割を明らかにしたもので、アーキアーゼおよびRtcBという2つのタンパク質の共在が広範に見られることは、これら2つの間の機能的相互作用が進化の過程で保存されてきたことを意味していると考えられる。

