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核物理学:核弾頭を確認するゼロ知識プロトコル

Nature 510, 7506 doi: 10.1038/nature13457

軍縮のために行う核弾頭の確認にはパラドックスが伴う。すなわち、国際査察団は、提出された品目について何も知らないのに、その信憑性に確信を得なければならない。「情報障壁」を特徴とする査察システム案は、電子装置に記憶された測定結果を隠すよう設計されているが、改ざんやスヌーピングの危険がある。今回我々は、ゼロ知識プロトコルを組み込んだ、核弾頭の確認を行う基本的に新しい方法の実現性を示す。このプロトコルは、機密情報を全く測定しないため隠す必要がないように設計されている。提出された品目の情報は、高エネルギー中性子を用いて得るが、実際には、中性子の透過率と放出率両方の示差測定を行う。物質が試験対象物から移動・置換されるシナリオに対して計算を行い、情報を1つも明らかにせずに、高度な識別が実現できることが示された。物理的なゼロ知識システムに関する我々の着想は、核軍縮の状況以外にも応用できる可能性がある。提案した手法は、そもそもデータを測定せずに、個人データや機密データの比較や計算を行う方法を示唆している。

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