Letter

免疫:PI(3)K p110δの不活化は、がんに対する制御性T細胞を介した免疫寛容を終わらせる

Nature 510, 7505 doi: 10.1038/nature13444

ホスホイノシチド3-OHキナーゼ(PI(3)K)のp110δアイソフォームに対する阻害剤は、一部のヒト白血病で著効を示している。p110δは主に白血球に発現しているので、p110δに対する薬剤が固形腫瘍の治療用に検討されたことはなかった。今回我々は、マウスでのp110δの不活性化が、非血液性の固形腫瘍を含む多様ながんを防止することを報告する。制御性T細胞でのp110δの不活性化は細胞傷害性CD8+ T細胞を活動性にし、腫瘍退縮を誘導することが実証された。従ってp110δの阻害剤は腫瘍誘導性の免疫寛容を停止可能であり、腫瘍治療でのもっと幅広い使用が検討されるべきであろう。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度