Letter

宇宙:降着を受けている超大質量ブラックホール付近の力学的に重要な磁場

Nature 510, 7503 doi: 10.1038/nature13399

活動銀河の中心部にある、降着を受けている大質量ブラックホールでは、細く絞られた相対論的粒子の双極流である「ジェット」が生じていることが多い。ジェットの形成や降着円盤の物理において、磁場は重要な役割を果たしている可能性がある。最近、力学的に重要な磁場が、銀河系中心部のブラックホール付近に発見された。これが一般的であり、磁場がブラックホールの事象の地平面付近まで連続していれば、円盤構造は影響を受けることになり、標準モデルで設定された仮定が無効になる可能性がある。本論文では、強く電波を発する活動銀河の76個のサンプルに対して、ジェットの磁場と降着円盤の光度が7桁にわたって緊密に相関していることを報告する。電波を強く発するこれらの銀河のジェットを噴出している領域を、円盤の特性に影響を及ぼす力学的に重要な磁場が貫いていると結論される。こうした磁場は、ガスの落下を妨げ、降着円盤を垂直方向に圧縮し、角運動量をアウトフロー中に運び去ることによって円盤の回転を減速させ、ジェットの指向性を決定する。

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