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神経科学:空間–時間的神経結合特異性が網膜での方向選択性を支えている
Nature 509, 7500 doi: 10.1038/nature13240
哺乳類の網膜はどのようにして対象の動きを検出するのか。視覚の神経科学におけるこの古典的疑問は50年間解かれていない。その手がかりを探る目的で、オフ型のstarburstアマクリン細胞(SAC)と双極細胞(BC)の連続電子顕微鏡像を、「市民神経科学者」のオンラインコミュニティーであるEyeWireの助けを借りて再構築した。接触面積と網膜内での分枝の深さの定量解析に基づき、あるタイプのBCはSACの細胞体近くでSACの樹状突起と選択的に結合し、別タイプのBCはSACの細胞体から遠くで選択的に結合することが分かった。近位結合型は遠位結合型に比べて視刺激への応答が遅いことが知られている。数理モデルから、こうした「空間–時間的神経結合特異性」は、SACの樹状突起に空間–時間的な方向性を持った受容野を与え、そのために細胞体から遠ざかる方向に動く視刺激に対して選択的に反応するようになることが分かった。

