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免疫:SIVおよびHIVに対するワクチンを使った防御の免疫学的およびウイルス学的機構

Nature 505, 7484 doi: 10.1038/nature12893

有効性の高いAIDSワクチン開発に当たっての重要な難問は、防御免疫機構の解明である。我々は、サル免疫不全ウイルス(SIV)を投与する非ヒト霊長類チャレンジモデルを用いて、この問題に取り組んだ。その結果、SIVエンベロープに対する抗体は感染防御に必要かつ十分であることが明らかになった。さらに、ブレークスルー感染に由来するウイルスの塩基配列解読から、中和感受性ウイルスに対する選択圧の存在が示され、抗原性を変化させ、中和抵抗性を付与する、2つのアミノ酸からなるシグネチャー(特徴的配列)が明らかになった。これと同じようなシグネチャーはヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)に、可変領域1および2(V1V2)に対するモノクローナル抗体による中和への抵抗性を付与するので、ワクチン誘導性抗体あるいは自然に誘導された抗体による免疫を回避する基本的機構はSIVおよびHIVで共通であると考えられる。これらの解析は、HIVワクチン臨床試験で見られる不十分な有効性を理解する手がかりとなる。

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