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気候科学:大気の対流混合に由来するモデルの気候感度の広がり

Nature 505, 7481 doi: 10.1038/nature12829

平衡気候感度は、外部からの強制力の変化に応答して生じる全球平均気温の最終的な変化のことである。不確実性を小さくしようと試みた数十年の研究にもかかわらず、気候モデルによる平衡気候感度の見積もりには、大気中の二酸化炭素濃度の倍増に対して依然として約1.5~5°Cの広がりがあり、将来の気候の正確な予測を妨げている。この広がりの大部分は、低層雲によるフィードバックの違いに起因しているが、その理由はまだ分かっていない。今回我々は、熱帯対流圏下部と中部の間でシミュレートされた対流混合の強さが異なることから、43個の気候モデルによって見積もられた気候感度の分散の約半分が説明されることを示す。そうした混合によって気候の温暖化につれて増加する速度で低雲層が乾燥し、この増加速度が初期の混合の強さに依存するため、混合と雲のフィードバックが関連付けられるというのが、見かけ上のその機構である。観測から推測される混合は、二酸化炭素の倍増に対して3°C以上の気候感度を示唆するのに足りるほど強いと思われる。この気候感度は、現在受け入れられている下限値の1.5°Cよりかなり高いため、モデルの予測は将来の温暖化が比較的厳しくなる方向に絞り込まれる。

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