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構造生物学:βバレル膜タンパク質の生合成に関する構造的知見
Nature 501, 7467 doi: 10.1038/nature12521
βバレル膜タンパク質は栄養素の取り込み、シグナル伝達、運動、生存に欠かせない。BAM(β-barrel assembly machinery)複合体が、ミトコンドリアや葉緑体にある相同な複合体と同様、βバレル膜タンパク質の生合成に関与している。今回我々は、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)と軟性下疳菌(Haemophilus ducreyi)という2種の細菌に由来するBamAの構造を報告する。BamAはBAM複合体の主要な必須要素であり、16本のストランドからなる膜貫通βバレルドメインとそれに結合した大きなペリプラズムドメインからなる。BamAがβバレルの組立を触媒する機構は、その構造の3つの特徴から明らかになる。第一に、BamAの構造の1つでは内部空洞にアクセスできるのに対し、もう1つのコンホメーションでは空洞が閉じた形になっている。第二に、βバレルの外部の縁には、疎水表面が明らかに狭くなっていて、外膜を局所的に不安定化させている。第三に、βバレルは側方に向けて開口でき、これがBamAの内部空洞から外膜への通路になると考えられる。

