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免疫:ヤツメウナギにおける第三のリンパ球系列の進化との関わり
Nature 501, 7467 doi: 10.1038/nature12467
有顎脊椎動物(顎口類)と無顎脊椎動物(円口類)は異なる適応免疫系を有している。顎口類は免疫グロブリンスーパーファミリーに属するTおよびB細胞抗原受容体を用いている。円口類のヤツメウナギやヌタウナギは、ロイシンリッチリピートを持つタンパク質を使って可変性リンパ球受容体(VLR)を構築し、そのうちのVLRAおよびVLRBの2種類は、顎口類のTおよびB細胞に類似したリンパ球で相互排他的に発現している。今回我々は、最近見つかったVLRC受容体を発現する、また別のT細胞様リンパ球系列の特徴を明らかにする。VLRC+およびVLRA+のリンパ球は、顎口類のγδおよびαβ T細胞が分化のために用いる遺伝子群のオルソログを発現しており、鰓の胸腺様領域(thymoid)でVLRCおよびVLRAの組み立ておよびレパートリー多様化を経てから、そのVLRをもっぱら細胞表面タンパク質として発現する。我々の知見は、原始的T細胞系列および原型的なB細胞系列の2つのための遺伝的プログラムが、およそ5億年前の脊椎動物の最終共通祖先にすでに存在していたことを示唆している。我々は、異なるT細胞様系列の機能的特殊化は、原始免疫系の古代の特徴であったと考えている。

